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vol.17 ゴイゴイムシが空を飛ぶ日

4月半ばーこちら北国のわが家もとうとう春になりました。畑しごとも本格的に。

わが家の春の畑のしごとはじめは、冬の間放置していた畑の片付け、整理整頓、そして畑の土作り。
そのうち土作りは、肥料―堆肥散らしから。
堆肥は家の牛たちが作った(?)もので、三年ねかせた熟成品。だけど、堆肥は重いし、畑は広いし、しかも均一に撒かないといけなくて、これがなかなかの大仕事。
で、そのポイントは、フォークで堆肥をざくっととって、思い切り、ぶん!と投げて飛ばすこと。
ぶん!ぱらっ!お〜、うまい〜!けれど、飛び散る堆肥とともに白い塊も「あ〜れ〜」と・・・・。

白い塊はゴイゴイムシ。カブトムシの幼虫たち。
そのゴイゴイムシが、出てくる、出てくる、ゴロゴロゴロゴロ・・・・。
しかも見事に肥えたやつ。
それがばらまかれる堆肥とともに、ぴゅーっと空を飛んでいく。
・・・ひゃー、気持ち悪〜い。

だけど心はどこか晴れやか。
ゴイゴイムシはいい堆肥の証し。丸々肥えていればなおさらのこと。これでまた美味しい野菜へ貴重な一歩を踏み出したというもの。
それにそもそも、ゴイゴイムシが空飛ぶ風景は、なんだかシュールで可笑しくなる。
ゴイゴイムシが空を飛ぶ日。
それは、無事にふたたびやってきた春と畑しごとの喜びをしっかと感じる、ちょっとシュールなしごとはじめ。


畑のしごとはじめ、堆肥ちらしにて。
畑のしごとはじめに出会う虫たち
空飛ぶゴイゴイムシ。