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写真を拝見しました。ナスの枝に赤い実がなるとは、とても珍しい写真ですね!
さて、「どうしてナスの枝に赤い実がなったのか?」「この赤い実は何なのか?」ということですが、ひとつ考えられる原因があります。それは「接木」です。接木とは、2種類の植物を生育途中で接ぎあわせて栽培する方法を言います。台木となる野菜の上に本来育てたい野菜の枝や茎を接ぎます。ナスは接木栽培がとても盛んで、市販の苗にも接木のものが多く見られます。接木をすることで、青枯れ病や半枯れ病といった病気に強くなり、また収穫も非常に多くなるというメリットがあるのです。
それが、何らかの障害で、台木となった方の野菜が伸びてくる場合があります。明言は出来ませんが、なすぴーさんのナスの場合、台木として使われた赤ナスというナスが生長して実をつけてしまったのではないかと思われます。赤ナスは、食べられないナスですが耐病性があり、台木としてよく使われるようです。生育初期に、本命のナスの木か台木から出たナスの芽かを確かめて、台木から出た芽であれば、早く取り除くことが必要です。残念ながら食べることはできませんが、とても珍しいことですので、観賞用として楽しんでください。
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