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タマネギにネギボウズができてしまいました。
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タマネギの収穫時期ですが、ネギボウスがたくさんできています。これを防ぐ方法を教えてください。(山口県/2006.5.27) |
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花をつけた茎が伸びることを「トウ立ち」といいます。 トウ立ちすると、多くの野菜はトウに栄養が奪われ、味が落ちてしまいます。 タマネギの場合、肝心の球が大きくなってくれません。 このトウ立ちを防ぐことがタマネギ栽培のポイントです。 タマネギがトウ立ちする1番の原因は、太く育った大苗が冬の低温にあって花芽を作ってしまうから。この花芽が育ったものがトウ立ちです。 これを防ぐには苗の選び方と植え付け時期が重要です。 苗は太さ5mm前後の中苗を選びます。 植え付ける時期は早過ぎないよう注意してください。早い時期に植え付けた苗は、冬を迎える頃には太く育ちすぎ、結局は花芽ができてしまいます。 植え付け時期は品種によって異なるので、購入する時に確認しましょう。 タネから育てる場合も同様に、早まきは禁物です。 また、水分不足や肥料不足もトウ立ちの原因になります。十分に水やりをし、冬も定期的に追肥してください。 今回は残念ながら、トウ立ちしてしまっているとのこと。大きなタマネギの収穫は難しいでしょう。 花芽やネギボウズができてしまった場合は早めに摘み取り、花を咲かせないようにします。トウの根元には小さなタマネギの球がつきますが、これは食べられます。 もしくは、鑑賞して楽しんでみてはいかがでしょうか。タマネギの花は生け花の花材として使われるほど、かわいらしい形です。 今年の経験を活かし、来年は収穫成功を目指してください! |
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