畑の土質を調べたところカルシウム過剰のアルカリ性と・・・

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畑の土質を調べたところカルシウム過剰のアルカリ性とわかりました。どのような肥料等を入れればよいでしょうか。

質問
先日ガラスコップを使用して畑の土質を調べたところカルシウム過剰のアルカリ性とわかりました。どのような肥料等を入れればよいでしょうか。お願いいたします。大きさは20平方メートルほどです。
(北海道/質問日:2009年7月18日)
お答え
「カルシウム過剰のアルカリ性土壌での肥料」とのことですが、アルカリ性の程度や、次につくる作物の種類によって、状況は変わってきます。
pHが7程度であれば、カルシウム分を好む作物では、あまり問題ありません。カルシウム分を好む種類としては、例えば、「ホウレンソウ、タマネギ、ゴボウ」などです。「トマト、エンドウ、キャベツ、ブロッコリー、レタス」なども比較的酸性を嫌い、カルシウムを好みます。これらの作物でも、石灰資材の施用はひかえますが、三要素(窒素、リン酸、カリ)は、その作物の要求量(標準施肥量)に合わせて通常の量を施用します。一例として、キャベツでは20平方メートルあたり、「窒素、リン酸、カリ」を成分量で「各400gずつ」程度でよいでしょう。8−8−8の成分をもつ化成肥料でしたら、5kgほど施用することになります。
pH8以上の場合は、一般的な作物にとってあまり適したpHとは言えません。葉菜類や果菜類などの多くは、7以下の微酸性や弱酸性を好みます。石灰資材の施用はひかえて、pHが7以下に下がるようにします。多少pHが高くても「ホウレンソウ、タマネギ、ゴボウ」などは生育できると思いますので、それらを栽培してカルシウム分を吸収させるのもよいでしょう。この場合も、肥料は化学肥料を主に作物の必要量(標準施肥量)とします。また、酸性に強い(カルシウム分が少なくても生育する)ジャガイモやサツマイモ、ダイコンなどの栽培はしばらくやめます。肥料の種類としては、カルシウム分を多く含む鶏ふんなどの施用をひかえます。単肥でリン酸資材を使う場合も、カルシウムが多く含まれる熔リンはひかえて、過リン酸石灰(「石灰」という名称ついているが、酸性を示す)などにします。
ところで、「ガラスコップで調べた」とのことですが、どのようにpHを測定されたのでしょうか。pHメーターを使っていれば、正確に測定できます。pH試験紙の場合、時間が経った古いものでは、必ずしも正確にでないことがあります。pHの測定と同時に、周辺の雑草の生育状況や、これまでの作物の生育状況も併せて検討して下さい。普通にいろいろな種類の作物ができていれば、極端にpHが高いことはないと思われます。雑草は比較的低pHでも育つものが多くあります。雑草の生育がよい場合にも、それほど高pHではないことが多いようです。いろいろな情報から「アルカリ性の程度」を推定することができれば、施肥や有機物施用をするときの判断材料が増えます。
お答えしたのは…加藤先生です。

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