粘土の庭を掘り起こし、粘土を除去した後にどのような・・・

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野菜作りQ&A教えて菜園先生!

粘土の庭を掘り起こし、粘土を除去した後にどのような土を入れればよいか、教えてください。

質問
家庭菜園を作ろうと庭の土を掘り起こしてみた所、すぐに粘土が出てきました。
深さ20cm程、なんとか掘って、粘土を除去しました。その中に、以前使っていた花壇の土や赤玉土をいれましたが、土の量が全然足りず、掘った粘土を少し砕いて入れ混ぜました。しかし、まだ土が足りません。この後、何を足せばいいのでしょうか?
また、古い土や粘土は入れない方がよかったでしょうか?
ご回答お願いします。
(大阪府/質問日:4月24日)
お答え
 家庭菜園の土壌についてのご質問ですが、菜園から出てくる粘土の状態や硬さ、有効土層(栽培に適した土壌の深さ)の厚さ、水の溜まりやすさ、あるいは、粘土層のでき方(自然土層か、盛土などの人為的なものか)、菜園の面積などが、いろいろと関係してきます。
菜園の有効土層が薄かったり、水が溜まったりする場合には、「良好な土」を十分加えてやる必要があります。人為的な盛り土では、機械で鎮圧されていることがあり、通常、透水性(水の通りやすさ)などが悪くなります。これらの場合には、土の改良も必要です。
そこで、@何を足すか、A古い土や粘土は使えるか、の2点について考えてみましょう。
@の「何を足すか」についてですが、有効土層が薄ければ、農作物に適した良い土を入れて下さい。良い土とは、粘土とシルト(微砂)、砂が適度に混ざり合い、有機物も十分含まれるものです。そして、病気などが出ておらず、ゴミなどの異物も含まれていない土です。このような土は、通気性(空気の通りやすさ)や透水性が良く、保水力や保肥力があり、多くの野菜類の生育に適しています。庭や自宅内などの周辺から入手できなければ、他から求めてくることになります。土の入手に関しては造園業者さんに相談してみるのも良いでしょう。
また、比較的大きな園芸店では、保水力、保肥力に良く、有機物の多く含まれている黒土や土壌の通気性、透水性を良くする赤土などを販売しています。このとき、菜園の面積が重要になってきます。あまり大面積では、一度に入れるのは費用や作業面で大変です。広い場所では、少しずつ加えていくことになります。
 Aの「古い土や粘土」に関しまして、野菜栽培に使った土では、病原菌や害虫卵などがいることがあります。過去に病気や害虫が全く出ていなければ、問題は少ないでしょう。また、病気が出た土でも太陽光に当てながら数年間おけば、病原菌などは大分減ります。
 粘土質などで物理性が悪い土は、そのまま埋め戻すと菜園全体の通気性や透水性が悪くなります。粘土に腐葉土や落葉堆肥、ピートモスなどの植物質の有機物類を2〜3割程度加え、土を改良してから埋め戻すと良いでしょう。土が既に入れられた場合には、上から有機質類を加えて、土と良く混ぜ合わせます。鎮圧されて土が硬い場合には、植物質の有機物類を施用しながら耕耘して、菜園全体を軟らかくします。このとき、動物質の家畜ふん堆肥を多量に入れますと、養分などが過剰になることもあるので、注意をします。
 さらに、古い土では、作物に合ったpHでなかったり、肥料分が少ないこともあります。石灰資材や肥料類を適正に施用することで、それらの改良もあわせて行うことが必要です。

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