第10回:肥料の特徴

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菜園作業基本の「き」

第10回:肥料の特徴

野菜を大きく生長させるためには肥料が欠かせません。しかし、漠然とただ与えればいいというものではありません。野菜の種類によって必要な養分が違いますし、与えすぎもよくありません。
肥料の性質や種類をよく理解して、収穫成功を目指しましょう!

1肥料の3大要素

(1)3大要素の特徴

植物が育つには栄養が必要です。肥料には植物が特に必要とする「窒素」「リン酸」「カリウム」という3大要素が含まれています。また、この他に肥料として与える必要があるものにはカルシウムやマグネシウムなどがあります。 まずは、この3大要素にどのような特徴があるのか見てみましょう。

要素名 元素記号 特徴
窒素 野菜の葉や茎を伸ばすために必要で、葉菜類にとって特に重要な要素。ただし、与えすぎると貧弱な株になり、病害虫の被害も出やすくなるので注意。
リン酸 果実の着果を促進する働きがある。果菜類に大きな効果を発揮する要素。花や実をつける時期に最も必要。
カリウム 根の生長を助け、植物の活性をよくする働きがある。特にイモ類では収穫量を増加させる効果がある。
(2) 3大要素の配合割合表示の見方
3大要素の配合割合表示の見方

3大要素は野菜の種類によって必要な量が違います。そのため、肥料のパッケージには必ずその配合が表記されています。
一例として、「N=P=K=8=8=8」という表示を見てみましょう。
これは「100グラム中に窒素・リン酸・カリウムが各8グラム含まれている」という意味です。この肥料は3大要素がバランスよく配合されているので、どんな野菜にも使えます。
肥料の効果をさらに上げたいなら、イモ類にはカリウムが多めに配合されているもの、葉菜類には窒素が多めのものなど、育てる野菜に合わせて肥料を選ぶといいでしょう。

肥料の種類と使い方

肥料は以下の2種類に分けることができます。

名称 特徴 使い方
有機質肥料 植物や動物の糞、骨などが原料の肥料。油かす、糞、牛糞、草木灰などがある。
土壌を改善する働きも持つ。微生物に分解されてから、吸収すされるので、施してから効果が現れるまでに時間がかかる。
遅効性肥料なので、元肥として土に混ぜて使用する。
無機質肥料 植物の生長に必要な栄素を人工的に配合した肥料。化成肥料とも呼ばれる。
即効性の液状のもの(液肥)や、緩効性の粒状のものがある。
元肥と追肥のどちらにも使用できる。

最近はナチュラル志向から、有機質肥料だけで栽培する「有機栽培」が注目されています。しかし、有機質肥料は臭いが気になったり、発酵が十分でないと植物の根を傷めてしまうなど、扱いが難しい側面もあります。
一方、無機質肥料のみに偏ると、土中の有機物が減って地力が落ちてしまいます。有機質肥料と併用するのがオススメです。

ワンポイント
・肥やけを防ぐには
肥料の濃度が高すぎて植物の根が傷む「肥やけ」の害を防ぐには、「ぼかし肥」を使うのが有効です。ぼかし肥とは有機質肥料を土と混ぜて発酵させたもので、一般の有機質肥料よりも濃度が薄いのが特徴です。
また、肥料が効きやすいプランター栽培では、プランターの縁沿いに作った溝に緩効性肥料を施します。その上から水やりをすると、養分が少しずつ浸透し、肥やけしにくくなります。
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