第3回:おしょうゆの歴史(その2)

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第3回:おしょうゆの歴史(その2)

前回にひきつづき、大豆の加工製品である「おしょうゆ」の知られざる歴史をご紹介。おしょうゆシリーズ2回目の今回は、おしょうゆが世界にはばたいた歴史をお届けします。

ルイ14世も愛用?!

最近、ニューヨークで続々とお寿司屋さんがオープンし“すしブーム”になっているなど、世界中で健康的な日本食が認められてきています。それと同時に、日本の食文化の象徴のひとつとも言える調味料「おしょうゆ」も、世界の国々で身近になってきています。

このように、最近注目されるようになったと思われがちな「おしょうゆ」ですが、実はおしょうゆの国際化の歴史は古く、最初に国外に輸出されたのはなんと江戸時代でした。このころ日本は鎖国でしたが、長崎だけはオランダや中国との貿易が行われており、そのオランダからさらにイギリス、フランスにまで日本のおしょうゆは広がっていきました。かの有名なフランス王のルイ14世の宮廷料理にも、おしょうゆが隠し味として使われていたと伝えられているほど、日本のおしょうゆは高値で取り引きされていたようです。

万能だから愛される

江戸時代末期には年間40万本も国外へ輸出されていたおしょうゆも、明治維新ごろになると安値の中国やインドネシア産のおしょうゆの勢いに押され、日本のおしょうゆは海外在住の日本人向けに輸出されるだけに留まり、輸出量はかなり減少しました。
第二次世界大戦後、中断されていたおしょうゆの輸出が再開され始め、どんな食材にもどんなお料理にも合う万能調味料として徐々に輸出量も増えていきました。現在の日本食ブームも加勢して、今では世界中の食卓におしょうゆが登場しています。

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